◆空調
【室内気候を快適に】
人は人生の90%以上を室内で過ごすようになりました。その室内気候を快適にする仕組みの中で、今再び注目されているのが、放射(輻射・ふく射)式冷暖房です。調湿効果に優れ、ホコリを飛散させない住環境に優しい空調です。
【空調設備の色々】
空調設備は目的に応じた様々な機器があります。
電気冷風器、ガスヒーター、温水ヒーター、オイルヒーター、エアコン、空気清浄器、除湿器、加湿器,換気設備、マイナスイオン発生器。
昔は冷房と暖房に別々の設備が必要でした。しかしエアコンの登場で、空調設備を取り巻く状況は一変しました。
日常生活に欠かせない冷暖房器具のエアコン。近頃は地球温暖化現象による異常気象も多く、エアコンの無い生活は考えられなくなっています。
エアコンには様々なタイプがあります。
壁に掛ける壁掛け型、コーナーを利用するコーナー型、床に置く床置き型、引き戸型の窓を利用するウィンドーエアコン、壁の中に設置する壁ビルトイン、天井裏に設置する天井ビルトイン、浴室用エアコン。一台の室外機で二台以上の室内機を接続できるマルチエアコン。店舗・オフィスでよく利用されるパッケージエアコン。
ビルトインタイプ、パッケージエアコンは業務用によく使われていましたが、住宅をリフォーム、新築する際に導入する一般家庭も増えています。
ウインドーエアコンは、部屋の作りを変更できない賃貸マンションや、室外機を置く場所が無いご家庭で重宝されています。
エアコンの機能も商品によって様々です。空気清浄機付のもの、除湿機能付のもの、省エネタイプのもの、自動内部清浄機能があるもの。
価格も機能によって様々です。部屋の状況、使用頻度に応じて価格と機能のバランスを取る事が出来ます。
一般家庭には全ての部屋にエアコンを置けるわけではありません。その場合は、前述の空調機器と上手に組み合わせながら、心地良い住居を作りましょう。
【健康的な空調設備を】
空調利用には健康管理も大切です。
特に冬場は空気が乾燥します。乾燥した環境で、温風を浴び続けると喉が乾燥して風邪を引く原因になってしまいます。
冬場に暖房を使用する際は加湿器も併用しましょう。また、夏場冷房温度をあまりに低く設定しすぎると冷房病の危険性もあります。設定温度にも気を配りましょう。
また、エアコンは部屋中に空気を送ります。もし、エアコン内部が汚れていると、エアコン内部に付着したホコリ、カビ、菌を部屋中に撒き散らす事になってしまいます。特にキッチン近くにあるエアコンは料理で飛んだオイルミスとが付着して、空調効率が落ちてしまいます。常日頃からエアコン内部を洗浄しておきましょう。カバーを外してフィルターを取り出すだけで簡単に洗えるタイプのエアコンもあります。
ご自分での清掃が困難な場合は、居住地域内のエアコンクリーニング業者に頼む方法もあります。
健康の為には浴室乾燥機もお勧めです。浴室乾燥機には暖房付のものもあります。冬場の寒い時期に、冷たい浴室に入ると心臓に負担を掛けてしまいます。体の弱いお年寄りの場合、命を落とす危険性もあります。前もってバスルームを温めておけば、その心配はありません。また、うっとうしい梅雨時は、洗濯物を干す事も出来ますし、浴室使用後に乾燥機をつけておけば、カビの発生を大幅に軽減出来ます。
また、トイレ、洗面所の暖房には温水暖房機がお勧めです。温水暖房機は機器に温水を流して部屋を温めるので、空気を乾燥させる事なく肌にも体にも柔らかな暖房を実現出来ます。また、エアコンなどに比べコストパフォーマンスが高い事も大きな特徴です。
【人気の空調機器は?】
皆の憧れの空調機器。それは床暖房です。
昔と比べ床暖房は器具の設置が容易になり、リフォームの際に導入する事例が増えています。
床暖房は壁天井まで熱が伝わり、輻射熱で部屋全体を暖めます。
床暖房には電気式と温水式があります。電気式はヒーターを内臓したパネルを床下に組み込む方法です。動力源は電気です。
温水式は、温めたお湯を床下に組み込んだパイプに流して床全体を温める方法です。動力源は、ガス、灯油、電気等です。
電気式には作った熱を蓄熱する機能が付いたタイプもあります。