◆脅威のパワー断熱材!
【断熱材の威力】
現代の住宅建設には断熱材が欠かせません。
同じ木造住宅でも、断熱材のある家と無い家では、その居住性に大きな違いがあります。
断熱材には様々な効果があります。
まず、その名の通り断熱効果。夏は涼しい室内の空気が外に逃げていかないように。冬は屋外の冷たい空気が部屋に入ってこないように熱伝導を遮断する効果があります。
もう一つは吸湿効果。湿気は住宅の天敵です。断熱材にはその湿気を調整してくれる効果があります。
また、防音効果もあります。室内、室外で発生した音は、断熱材に吸収される為、騒音を防ぐ事が出来ます。
断熱材は、壁、床下、屋根等に用いられています。
【断熱材の種類と違い】
断熱材には様々な素材が利用され、また素材によって効果や価格が異なります。
その種類を大別すると3種類に分けられます。
一つは自然系の断熱材で、セルロースファイバー、軽量軟質木質繊維ボード、炭化発泡コルク、セルロースウール、ココヤシ繊維、綿状木質繊維、フラックス繊維、ハンフ繊維、コットン、羊毛等を使用した断熱材です。
自然系断熱材の特徴として、結露しにくい事と、天然素材、リサイクル素材を使用するので環境負荷が小さい事です。ただし、価格は比較的高めです。
二つ目はプラスチック系断熱材で、硬質ウレタンフォーム、押出し法ポリスチレンフォーム、ビーズ法ポリスチレン、高発泡ポリエチレン、発泡炭化カルシウム、フェノールフォーム、発泡ガラス(素材は鉱物系)等を使用した断熱材です。
プラスチック系の断熱材も結露しにくいのが特徴ですが、自然素材ではない為、環境負荷が大きいのが難点です。価格は比較的高めです。
三つ目は鉱物系断熱材で、グラスウール、ロックウール等を使用した断熱材です。
好物系断熱材は、施工しやすく、価格が安価なのが特徴ですが、結露しやすいのが難点です。しかし、防湿シートなどで防湿層を設ければ結露を防ぐ事が出来ます。
【高機能、高性能断熱材】
近年、断熱だけでなく、様々な機能を持った断熱材が開発されています。
また、環境を考えた自然素材の断熱材も見直されています。
例えば、サーモウール断熱材は、自然素材のウールを用いながら、高温多湿の日本の風土に合わせて開発されています。
断熱効率が高い事は勿論ですが、吸湿性が高く、ダニやカビの防虫効果、抗菌、防臭効果があります。
他にも、スタイロフォーム断熱材があります。スタイロフォーム断熱材はマット状になっているので、施工の際、容易に加工出来ます。
また、シロアリ防止剤を注入したタイプもあるので、シロアリトラブルを未然に防ぐ事が出来ます。
その他、火災において耐熱効果の高い断熱材や塗料型の吹きつける断熱材等、多くメーカーが様々な高機能断熱材を開発しています。
【リフォームの際には断熱材も替えましょう】
社会問題となっているアスベスト。断熱材にも使われていた事を知っていますか?
古い住宅には、まだアスベストの断熱材が残っているかもしれません。
リフォームの際には、思い切って断熱材も交換しましょう。
不安の種を取り除きながら、心地良い住宅空間を体験できるでしょう。
【建築用語の豆知識】
断熱材は生活の様々な場所で使われています。
例えば冷蔵庫の断熱。電気製品である冷蔵庫は常に熱を発しています。
断熱材はその熱を遮断する為に取り付けられています。
家電に用いられる、最新技術の断熱材は真空断熱材です。真空断熱材は非常に薄く軽い断熱材なので、軽量化小型化が必要な家電に向いています。
また断熱材は、家やビルの配管、エアコンの配管にも利用されています。特に厳寒地では配管に断熱材を施す事により配管の凍結を防ぎ、給湯の温度を保つ事が出来ます。この様に、断熱材は私たちの生活に密接な建材なのです。